タイ政府が歩行者天国を推進しようと、
バンコクのシーロム通りを毎週日曜日だけ車両進入禁止にしているらしい。
そしてその第2の試みがチェンマイにも10週間だけ実施されることになった。
場所はチェンマイ中心部で観光客がたくさん集まるターペー通り。
毎週日曜日の正午から夜中の12時までを歩行者天国にしている。
道の両側はフリーマーケットになり、夕方ともなると動けないほど人が集まる。
タイ正月が近いこともあり、パートゥング(巻きスカート)を売るブースが目につき、
アカ族はそれに付けるベルトを売っている。
太鼓を打ちながらパレードする人もいて、その一角だけ夜祭り状態だ。
それに併行して、ターペー横の広場では
毎週違ったテーマでイベントが催されている。
北部の文化や音楽、舞踊、美術といったテーマがあり、
24日のテーマは「北部料理」。
それも昔の様子を再現しようと、
売り子やおばあ達はみんな民族衣装をつけている。
所狭しと並べられたおかずやお菓子を買うとバナナの皿にのせてくれ、
飲み物は竹の筒に入れてくれる。
日が暮れるとロウソクに火が灯され、
一瞬自分がひと昔前のチェンマイにいるような錯覚に陥る。
私と友達は早速、ラープ((挽肉のハーブ炒め)とマンゴーの葉サラダ、
もち米とお菓子を買い、ゴザの上で食べた。
もち米を3本の指でくるくるっと丸め、おかずと一緒に手で食べる(このスタイルで食べるのは
別に今も昔も変わらない。
オススメはなんと言っても、マンゴーの葉サラダ。
以前、友達の田舎へ行った時にも食べた。
庭先のマンゴーの若い葉をつみ、それを魚やスパイスと和える。
魚のいいダシが出ていて、それにマンゴーの葉の酸味が加わる。
葉は噛めば噛むほど爽やかな味が口に広がる。
もち米と一緒に食べるのだけど、後を引く味なので、気づくとお腹はパンパン!
マンゴーの葉を食べられるということもびっくりだけど、
あまりのおいしさに驚き、そして自然の恵みに感謝したくなる1品だ。
*マンゴーの葉は濃い緑色をしていて、細長く固いけど、若いものは薄い黄緑色をしていてとても柔らかい。
今の時期が旬だ。それを過ぎると、葉が硬くておいしくない。