この間部屋を片付けていたら
こんな写真が出てきた。
ニマンヘミンの道路だ。
植物が青々としていて、
空き地も多く、霊媒者(?)の小屋があった。
この辺ではこの道路だけ舗装されていなくて
田舎のような素朴さが残っていた。
犬も多く、歩く度に吠えられるので
私は「タノン・マー」(Dog Street)と呼び怖がっていた。
それが今ではこんな景色に。
まだ緑はあるけど、タウンハウスが2つでき、
邸宅とレストランが建った。
道路もコンクリートになった。
10年後、20年後、30年後はどうなるんだろう。
「あの頃はね……」
なんて語るおばあちゃんになっているのだろうか。
そんな変わりゆくチェンマイの姿をずっと写真におさめている写真家がいる。
ブンスーム・サータラーパイさんというチェンマイ人で、
「たっぷりチェンマイ!」の156-159ページにも紹介しているカメラマンだ。
そのブンスームさんの写真展が2月に開催される。
チェンマイ&北タイの日本語情報誌「ちゃ~お」が主催になり、
「ブンスームさんの写真館」をする予定だ。
【趣旨】
ブンスームさん所蔵の古い写真に残された古き良きチェンマイの街の風景からは、
自然と共存する当時の人々の穏やかな暮らしぶりが伝わってくる。
当時をよく知るブンスームさんの話に耳を傾けながら、
急速に変化する時代の流れの中で、
失われつつあるものや未来へ伝えていくべきチェンマイの良さなどについて、
地元の人も外国人も改めて見つめ直す機会にしたい。
会場はここ。
ピン川沿いの「旧ホテル・シープラカート」。
100年以上前に建てられたアメリカン・コロニアル様式の木造建築物で、
50?60年前のホテル最盛期には、チェンマイを代表する有名ホテルとして知られ、
公務員高官などが利用する、五つ星ホテルとして名を馳せた。
老朽化が進み、十数年前からもう閉めていて、
残念ながら近い将来取り壊しが予定されている。
そんな旧ホテルで写真展を開催することによって、
チェンマイの古い建物や町並みの良さを見直そうという試みでもある。
これは2階部分。
天井は一部穴が空いていて星が見えるが、
どっしりとした造りで、昔はさぞ立派なホテルだったことだろう。
古い良き時代のチェンマイの写真を見る良い機会でもあるし、
100年の年月を生き、
時代の移り変わりを見てきたホテルに触れられる良いチャンスでもある。
ブンスームさんの作品だけではなく、
今のチェンマイを写しているタイ人・外国人の写真も展示されるので
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
なお、この写真展を開催するにあたり、寄付金を募集しています。
手作りの写真展で、パネル台や照明設備などの資金が不足しているので
ご協力できる方は以下をご覧ください。
「ブンスームさんの写真館」 2月6?27日
サイト: http://www.chaocnx.com/photo/
SECRET: 0
PASS: 9248087976ef6ed0da110608988fd005
MARI様
最近は、老害か神経か、写真を撮るとブレッソンならぬ
ブレルゾでございます。なかなかの建物、ですね。コロニアル(様式)がタイに在る、ってこと。アメリカ・コロニアル、ってことにも興味津々。写真は、真と心を映す鏡、時間は止まっても、活きている時間が籠められていますね。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
今は本当に人がたくさん来て、ホテルが生きかえっていますよ! 中には「1泊いくらですか?」なんて聞きに来る人も。
今度来た時に見に行きましょう!