中学校の先生グループと友達と一緒に、チェンマイ名物「カントーク料理」を食べに行った。踊りを見ながら、北部料理を食べるというもの。
だけど、いつも思う。もっと頑張ってほしいと。
丸いお盆にのせられた料理は、カレーと豚皮、野菜ディップをぬかすと、後は野菜炒めとか鶏の唐揚げとか。まずくはないけど、チェンマイ・ソーセージと唐辛子ペーストぐらいは出してほしい。もち米も固くてパサパサ。
「タイのもち米は固いんですね」
となる。違う、違う。もっと、もっと美味しいものが山とある。ただ、観光客が相手のところだと、外国人用に味を合わせてしまうのと、費用を節約してしまうのだろう。
それにしてもだ。自分たちの誇り高い文化を世界に知ってもらいたくないのだろうか。私はチェンマイが好きだから、他の人にもその素晴らしさを知ってもらいたいし、チェンマイのことを誉められるとすごく嬉しくなる。「チェンマイの料理はまずいんだよ」って印象を与えたくない。
だから、こういうものを見るとすごく悲しくなる。情けなくなる。節約してもいい、味を多少変えてもいい。だけど、せめて真心だけは込めてほしい。