チェンダオの山をいくつもいくつも超えたナという村で
Heiferがチェックダムを作るというので見に行くことにした。
貧しい地域の生活向上を支援している財団だ。
今回活動をした場所はラフ族の村だけど、
他にも、シャン族やジンホー(雲南から移住してきたイスラム中国人)が住んでいるという。
1000本の木を植える予定だったが、私たちがついた頃にはすでに終わっていた……。
そしてもう1つの目的は、「チェックダム」を20個所作ること。
これは木や石、砂などを使って作る小さなダムだ。
これを所々に作ることで洪水を防ぐことができ、
また乾期の水確保にもなるという。
降水量が多い時はこのダムが水を貯め、
一気に下流に流れてしまうのを食い止め、
また、雨が少ない時のために水を貯めておくことができるのだ。
自然の素材を使っているので、
必要がなくなったら崩すこともできる。
自然の中で生活している人は生きる知恵があり、たくましく、
手際良く竹を切っては、先を尖らせて地面にさし、紐で結んでいく。
ここは雨が降ると水が流れる小川のようなところ。
竹で柵を平行に2カ所作る。
その50㎝ほどの隙間に木や葉を敷きつめていく。
その上から土をかぶせる。
女性も竹を割ったり、土を運んだり大活躍だ。
橋のようになる。
竹をもう少し低く切りそろえたらできあがり。
皆手際が良く、30分ほどで作ってしまった。
後は雨が降るのを待つだけだ。
村によっては、これまでの方法でいいというグループと
新しい方法に興味を示すグループと分かれるらしいが、
実際にこれの恩恵を受けるのを見れば、
他の村も興味を持つだろうと言っていた。
大雨が降った後を私も見てみたい。