ちょっと前、メーホンソン県の市場を歩いていてこんなものを見つけた。
「アイカイ」線香だ。
その土地のものかと思いきや、タイ全国で普通に売られているという。
気をつけて見ていると、お寺にもあった。
私が知らなかっただけで、結構有名なようだ。
どうやらこのお線香に描かれている男の子がアイカイという名前らしい。
南部のナコン・シータマラート県にこの少年が祀られているお寺があり、富や商売繁盛を願う参拝客で毎日賑わっているとか。
ずっと廃寺だったところを1957年頃修復し、僧が住むようになる。
その僧かその前の僧かわからないけど、僧を守っていたのがアイカイだったとか。
もう1説は、10歳ほどの少年、アイカイがこのお寺で遊ぶのが好きだったけど、事故で死亡。
その後も魂がお寺に残っているとか。
ある部隊がこの寺に基地を設置したものの、その晩、誰かが周りをずっと走り回ったり、手足を引っ張ったりするので眠れなかった。
翌日、村人にこの少年の話を聞き、お供え物をして、祈りを捧げたら、もう出なくなったとか。
諸説あるようだが、このお線香の特別なことは、数字が出ること。
お線香に火をつけてしばらくすると、ほらこの通り!
数字が出てくるのだ。
全部燃えると、「561」という3桁の数字が出きた。
で、これをどうするかって?
そりゃあ、もちろん、宝くじでしょう!
アイカイ線香で3桁の数字が出るので、それをもとに宝くじを探すのだ。
タイの宝くじは、自分で番号を選べるから。
宝くじの売り子さんのところでその番号を探すのも楽しいし、今年6月にデジタル宝くじの販売が開始されたのでオンラインで買うこともできる(1枚80B=約300円)。
確か、下2桁が当選すれば、2000B(約7,600円)、下3桁だと4,000B (約15,200円) だったはず。
さて、「561」の宝くじを買おうか、買うまいか!?
子供の幽霊の説の方がすてきですね。バンコクのワット・マハーブットもメー・ナークと息子のデーン君が祀られていますね。写真を撮ったら「今晩お化けが出てくる!」と叱られました。
宝くじは線香を千個買えば当たるかも。そうだ、パンにくじを入れませう!
当たったら何をしようかなあ。