睡魔との闘い

毎日午後2時を過ぎると睡魔が襲ってくる。
本を読んでいると間違いなくすぐ夢の中。
自然に逆らわないでいると寝てばかり。
今日も同じで、ちょっと野菜の彫刻をしてみた後いつも通り睡魔が訪れた。
いい加減昼寝ばかりもしていられないので、
アパートの1階で洗濯屋をしている友達に会いに行くことにした。
洗濯屋は階段の横にあり、6畳ほどの部屋で洗濯やアイロンをしている。
同い年ということもあり、暇な時はそこでテレビを見たり、ご飯を食べたり、
ゴロゴロしたりしている。

降りていくと彼女は既に仕事を終え、床にマットを敷き、ゴロゴロ寝そべっていた。
「腰が痛くて」と嘆いている。
眠気を覚ましに来た私に「マリも一緒に寝っころがりなよ」という。
その言葉に素直に従い、結局私もゴロゴロテレビを見る。
気付くと彼女はスヤスヤ夢の中。
心地良い風が通り抜け、いつしか私も夢の中。

一応店だからドアは開けっぱなし。
アパートの住人が行ったり来たりするし、洗濯を出しに来る人もいる。
それなのにいい年の女(33歳)が2人で大の字になってグーグー1時間半も寝ていた。
タイでは結構あちこちの日陰でゴロンとなっている人たちがいるから、
人前で寝るのに抵抗はないし恥ずかしくない。
でも、若い女性がゴロンとなっているのはあまり見かけないので、
私も恥じないおばさんの枠に入ってしまったのか。

それにしてもまたもや寝てしまった。
世の中私のような人ばっかりだったら国は滅びるだろう。

投稿を作成しました 1996

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