泥棒対策

ドア うちのアパートは時々、泥棒に入られる。警備員はいないので、知らない人が来ると、管理人が「誰に会いに来たの?」「どの部屋?」と確認するだけだ。中には、そんな名前の人がいなかったり、名前が部屋番号と一致しなかったりすることもある。
 そうはいっても、24時間ずっと監視できないので、ちょっとした隙に知らない人が入っていることがある。相手は慣れているので、短時間で盗みを犯し、そして知らぬ顔で去っていく。泥棒といっても、身なりが良かったり、女性だったりすることが多いので、住人の友達だろうと勘違いして見過ごしてしまうこともある。
 部屋のドアにはボタン式のドアロック(内側でドアノブのボタンを押すだけ)と南京錠をかける金具がついているが、面倒くさくて片方しかかけていない人も多い。ドアロックだけだと、廊下の窓をはずし、手を入れれば簡単に開くし、南京錠の場合は、ドアについた金具ごとペンチのようなものでガバッとはずしてしまう。泥棒は忘れた頃にやって来るし、何回か試しているので、どんどん作業が早くなっていく。
 これではいかんと、数ヶ月前にもう1つドアに南京錠をかける金具を取り付けた。これで3つになる。さすがにこれだと時間がかかるだろう。ただ3つもあると、今度は住人が面倒くさくなってくる。だから近場に行くからとか、30分だけだからという場合、鍵を1、2箇所だけしかかけない。
 先週、それで1部屋入られた。屋台でごはんを食べるだけだからと、2箇所しか鍵をかけずに出たほんのわずかの間に入られた。そしてノートパソコンを盗まれた。
 これでは本当にいかんと、大家さんがアパートの入り口にドアをつけることにした。カード式のものだ。いよいようちのアパートも必然的にコンドミニアム・レベルになってきたようだ。ただカード式といっても、他の人と一緒に入れば簡単に侵入できるので、どこまで防げるか疑問だけど、それでも狙われる確率は下がるかもしれない。物騒な世の中だなあ。

投稿を作成しました 1996

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