アカ族のブランコ祭り

ちょっと前にアカ族のブランコ祭りを見に行ってきた。
1度行ってみたいとずっと思っていたところ、知り合いのアカ族の子からお誘いがきた。
チェンマイの北、チェンライ県の村で、市内からそう遠くない平地にある村で行われた。

アカ族といえば、こんなカラフルな刺繍やパッチワークが特徴的。
普段は洋服だけど、行事があると民族衣装を身につける。
若い子はあまり着なくなってきていて、ジャケットだけ、ワンピースに作り替えて、といったふうにカジュアルに着る人も。

全部身につけると、ジャケット、スカート、脚絆、カバン、帽子、飾りと、こんな感じ。
ビーズだけでもずっしりと重いが、帽子の重さと言ったら!
新しいものは軽いけど、伝統的なものは銀製品なので、頭が重い。
友達のお母さんも重くてつけられないわ、と大切にしまっていた。
ひと昔前は、帽子をとることはなく、畑仕事も寝る時もずっとかぶっていたとか。
持たせてもらったが、何キロあるだろうか…。
3キロ?4キロ?5キロ?
持っているだけで手が疲れた。

子どもたちもかわいいー。
私も着せてもらったが、ふわふわした膝上のスカートなので、しゃがむ時にとても気を使った。
膝上のスカートなんて何年ぶりだろう!

この村はカトリックの人が多く、マリア様を神輿でかついで歩き、ブランコを設置しているところまで行進した。

これがブランコ。
木を3本組み合わせたものに、ロープが1本吊りさがっているだけ。

どうやってこぐかというと、男性は立ちこぎ。
輪になったロープに足を突っ込んで、蹴り上げながらブランコ。

女性は輪に板を通して座り、誰かに引っ張ってもらってこぐ。
高さは自由。
「もっともっと!」といえば、もっと引っ張ってくれる。
私も恐る恐る乗ってみたけど、これが意外と楽しい。
怖いかと思ったが、風を切る感じが気持ちよく、公園の鉄製のブランコよりずっと柔軟で、ハイジの世界!?
「もっともっと!」とは言わなかったけど、めちゃくちゃ楽しかった。

どこでも若い子は怖いもの知らず。
天へ天へとこいでいく。
動画はこちらから。
ちなみにこのブランコ祭りは毎年、雨季の時期に行われる。
アカ族の人は1週間を7日ではなく、12日(干支)と数え、牛の日に始めるとか。

お祭りは4日間。
水牛も1頭つぶされ、スープとして食卓にあがった。

投稿を作成しました 1995

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