この時期、チェンマイのあちこちでお祭りがある。
だいたいどこかのお寺で何かの行事をしているので、ふらりと立ち寄る。
どれもランナーのもので興味深いけど、悲しいことによく意味がわからない。
近くのおじちゃんやおばあちゃんに話を聞くが、
バリバリの北部弁を喋るので、私は笑うことしかできない。
普段から周りの人が北部弁を話しているものの、
勘を働かせて2?3割の理解力だろうか。
だから家に帰ってから、ランナーの伝統が書かれた本を引っ張り出してきて読む。
でも、これまた宗教用語や丁寧語がたくさん出てくるのでよくわからない。
もっとタイ語を勉強する必要があるなと反省しつつ、
タイ人の友達に本を読んでもらうが、彼らもよくわからないらしい。
単語をつっかえつっかえ読んで、こんな意味じゃない?と彼らなりの仮説を立てる。
まあ、考えてみたら、
私も神社やお寺の行事ごとを日本語でさらっと読めるかというと非常に怪しい。
あれこれとお祭りに出かけるものの、全然消化しきれていなくてすっきりしない。
もっともっとタイ語も北部弁もうまくなりたい。
前置きが長くなったけど、
今回行ったのが今大人気のジャトゥカームラーマテープのお守りを作る儀式。
このお守りをつけていて災難から逃れた、幸運なことがあったなどといった
ニュースが新聞に度々載っている。
発祥はタイ南部のナコンシータマラート県だけど、
その効果が人気を呼び、この頃は各地のお寺で作られている。
この人は緑色の粘土を叩いてこねている最中。
丸めて型に入れて押す。
ブラシで余分なカスを取り除く。
出す時に注意しないとぐにゃっと潰れて失敗する。
うまく型から抜くとこういうふうになる。
これがジャトゥカームラーマテープ像。
この後、乾燥させて、焼く(と思う)。