タチレクへ

タナカーミャンマーにビザの延長に行ってきた。VIPバスというのが登場していたので乗ってみた。値段が高いだけあって、極楽、極楽。シートは飛行機のファーストクラス並みでゆったり広く、150度近く倒せるし、足置きもぐっと上まであげられる。4時間があっという間だった。その代わり、帰りは普通のバス。右向いて、左向いて、腰を浮かせてと向きを変えながら4時間。お尻と腰が痛くて限界を迎える頃にチェンマイに着いた。値段の差はこういうところに出るんだな、ふむ。ペットボトルの水とロールケーキのおやつも出た。
 ミャンマーに渡ると、いつも私は海賊版のテープを買う。単純にダビングしたものなので、歌詞カードはもちろんないし、音も悪い。だけど今使っているラジカセがぼろいからそれで十分。それに定価の4分の1の値段だ。
 最初に行った頃は最新物がずらり豊富に並んでいたのに、今日行ったらテープがほとんどない。海賊版のビデオCDやCDは変わらず置いてあるけど、それ以上に、中国語で書かれたCDが店を占めていた。台湾、香港、日本、欧米ものなど品数が多く、パッケージも本物っぽいし、歌詞カードもついている。
 未だにCDプレイヤーもビデオCDプレイヤーもない私は、なんか時代に取り残された気分だ。今時テープなんて聴かないかなあ。でも友達にダビングしてもらおうと、鬼束千尋のCDを買った。「日本神秘派歌姫」」美麗的戦士」(Beautiful Fighter)と書いてある。日本円にして230円ほど。そろそろプレイヤーを買おうかな。
(写真)この木を石の上でグルグル削って、頬につけるのがミャンマー女性の身だしなみ。薄い黄色い粉が頬に無造作に浮かび上がる。


投稿を作成しました 1996

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