ここのところ雨の日が続いているけど、帰国してから汗ばむ日が何日かあった。
その度に欲しくなるのが「ペーン」。
日本ではベビーパウダーとかシッカロールとかタルクとか言うものだ。
タイ人はこのペーンが大好きで、お風呂上りに体中につける。
子どもは顔にもつけるので、よく真っ白な顔をした子どもを見かける。
若い人もカバンの中に必ずといっていいほどペーンをしのばせていて、
ちょっとでも顔が脂っぽく“てかる”とパタパタつけている。
老若男女誰でもつけるので、スーパーに行くとペーンがずらりと並んでいる。
種類が豊富で、メンソール入りでスースーするものから、
イチゴの香り、花の香りなどなんでもある。
私もタイに住むようになってからは愛用している。
暑い時にスースーするのをつけると、心なしか体が冷える気がする。
今気に入っているのは、子ども用のリンゴの香りがするもの。
女性用のは香りがきついから苦手だからだ。
そのペーンを持って帰ればよかったんだけど、
日本で買えばいいや、と思ってしまったのだ。
それが間違い。
いろいろな薬局やスーパーを探すけど、シュッとわきにかけるスプレーはあっても、
パタパタつけるものがない。
あっても赤ちゃん用のものだけ。
それはそうと、このペーン、昔は上新粉や葛粉、牡蠣粉なんかを代用していたそうだ。
確かに汗を吸収して、さっぱりしそうなもんだけど、
ものによってはウジやシラミがついていて、かえってかぶれたりしたとか。